流刑地

作品の感想とか諸々、ネタバレありです。

私とイラストについて考える

はじめてネットにイラストをあげたのが2014年末。
最初は透明水彩で着色していた。
気がつけば2020年に今日に至るまで多くはないが描き続けてきた。
さよ朝のイラストコンテストで賞をとったり、vtuberのイラストで多くの人にみてもらう機会も頂けた。
さよ朝の時は岡田麿里監督からコメントを頂戴して、私の人生で一番辛かった時期、唯一の楽しみだった深夜アニメ、その中でも楽しみにしてたのが「あの花」だった。
一方的ではあるが、その時期の恩返しができたような気持ちで満たされた。
満たされたが故にその年、あまり描いていない。

それでは私とイラストってどういう関係なんだろうか。
初期の頃から思っているが、自己表現だと考えている。
vtuberを描く場合、対象のイメージがあるので抑えるが、自分の絵で一番好きなのは?と聞かれたらオリジナルのものを答える。
自己表現を細分化していくと、私が突き当たるのは辛さ、満たされなさだと思う。
前述したさよ朝で得た満足感で自然と描かなくなっていたのが証拠だろうか。
絵を描きだした頃はなんか必死で、それこそ自己表現に特化していたというか、描きだした頃が辛い時期だったので、それがそのまま荒々しく私の中で完結していた。
最近の絵をみるとスッと落ち着いた感じもする。
なにか失くしてしまったのか、はたまたなにかを得てしまったのか。
いずれにせよ、誰かに見てもらいたいって思うようにはなった。承認欲求ってやつだけど、内面で完結するつのりだった初期に比べれば、精神的に変化したんだなって。
そう考えてみれば私の精神状態が反映され続けてきたのかな....
自己表現というより絶対できない自己実現みたいな。
んー適切な言葉を持っていない。

色々な事を考えたが、私とイラストは「近いもの」とするのがしっくりくるのかなぁ。
私の辛さを色々な表現で昇華してる。
時には直接に、時にはダイレクトに。
そんな感じ。